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徒然なるままに妄想を吐き出します。
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OROCHI再臨の戦国シナリオ 長谷堂の戦い



 *****
幸村「お待たせしました、兼続殿」
兼続をぎゅっとする幸村。
兼続「幸村!」
幸村「ご無事でなにより」
兼続「来てくれたんだな。ありがとう、幸村」
幸村「ああ、こんなにも傷がついて。直ぐに手当てしなければ」
兼続「かすり傷程度で大げさな」
幸村「痕になったらどうするのですか。せっかくきれいなお顔をしていらっしゃるのに」
兼続「私は女子(おなご)ではないのだ、傷の一つや二つ残ったって気にすることではあるまいよ」
幸村「私は兼続殿を守りたいのです。兼続殿を守る、あの大阪で私はそう心に決めたのですから」
兼続「幸村。気持ちはありがたいが、それでも私は武士(もののふ)でありたいのだ。守られるだけの人間にはなりたくないのだよ」
幸村「兼続殿、申し訳ございません。この幸村、自分のことばかり考えておりました」
兼続「だけどな幸村。私はお前ほど強くはない。今みたいに本当に危険なときに助けてくれるか?」
幸村「はい、兼続殿」
左近「ちょっとお二人さん、そろそろ先に行きませんか?」
鋭い視線で左近を睨む幸村。
左近「(兼続さんのことになると、幸村は本当に人が変わるな)」
ちらりと兼続に視線を送り、先に進むように促す左近。
兼続が左近の意を汲み取り、幸村の腕を取って歩き出す。
兼続「行くぞ、幸村!あの猿に我らの義を見せつけるのだ!」
幸村「はい、兼続殿」
左近「はぁ。それじゃあ、行きますかい(ああ、何だか孫策さんに会いたくなってきた)」

2010/05/10
2010/05/29加筆修正up

左近は苦労人。左策が混じっていてすみません。
そして純粋真っ白な幸村を目指して撃沈。どこか腹黒い。

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